炎鵬、子供たちにエール“挑戦のススメ”自身は料理「パンケーキ、パスタも作った」

[ 2020年4月1日 05:30 ]

報道陣を前に、子供たちへの思いを語る炎鵬
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 大相撲の人気力士、平幕・炎鵬(25=宮城野部屋)が31日、新型コロナウイルスの影響で自由に外出できない子供たちにエールを送った。東京都墨田区の宮城野部屋で夏場所(5月10日初日、両国国技館)に向けた稽古を再開。「今だからできることがある。普段できないこと。勉強や読書もそう。何か自分のためになるものを見つけてほしい」と子供たちに新たな挑戦を勧めた。

 1メートル68、99キロと関取で最も小兵な炎鵬は、大型力士にも真っ向勝負を挑み、ファンを魅了している。人気力士の言葉は大きな影響力を持つが、日本相撲協会は一部力士の不適切な投稿を受け、昨年11月から個人のSNSを無期限禁止としている。土俵外のことに言及する場がほとんどないため、報道陣に自らの思いを託した。

 炎鵬自身は外出自粛の中で料理を始めたという。「パンケーキを作ったり、パスタも作った」。金沢学院大時代は「たまにパンを焼いたり、チャーハンを作ったぐらい」とあって、新たな挑戦になっている。

 春場所は史上初の無観客開催となり、夏場所の実施方法も不透明な状況だが、日々の稽古に精進する。「世間が暗い中、できる範囲で力になれることがしたい。しっかり準備して、いつでも挑めるようにする」と誓った。

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2020年4月1日のニュース