Bリーグ大阪、2位琉球に今季最小得点タイ55得点で完敗 離脱の主力ガード陣の穴埋められず…

[ 2020年2月12日 23:03 ]

プロバスケットボール男子Bリーグ第2節2回戦   大阪エヴェッサ55―73琉球ゴールデンキングス ( 2020年2月12日    エディオンアリーナ大阪 )

試合後の記者会見に臨む大阪・橋本
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 昨年10月に発生した台風19号のため延期された第2節2回戦が12日に行われ、西地区首位の大阪は同地区2位の琉球に18点差の完敗を喫し、今季13敗目(24勝)を喫した。この日誕生日のハレルソン、主将のブラウン、橋本がそれぞれ2桁得点をマークしながら、フィールドゴール成功率はわずか35・1%。リバウンドでも琉球が44本に対し大阪は36本と競り負け、今季最小得点タイの55点しか奪えなかった。

 「ガード陣がいないといっても、こんなに厳しい試合になるとは思わなかった」

 天日謙作ヘッドコーチの声に落胆がこもる。そして、悲願の地区優勝がかかる勝負の後半戦で今季最大の試練が訪れた。主力のPG伊藤が横浜戦(1日)のプレー中に着地に失敗し、左手関節脱臼骨折。全治3、4カ月と今季中の復帰が微妙な中、今度は伊藤の穴を埋める司令塔として期待されていたSG合田がアクシデントに見舞われた。9日の秋田戦で相手選手と接触した際に左肩関節脱臼。全治6カ月と診断され、今季中の復帰は絶望となった。

 ボールをコントロールするガード陣は特別指定選手のPG中村だけとなり、チームはこの日の試合前に急きょ宇都宮からPG/SG田原を獲得を発表。しかし、大きな穴は簡単に埋まらない。今季初の先発出場となった中村は「自分の成長も大事だが、チームを勝たせることが一番の仕事」と話し、橋本は「守備やリバウンドで負けないように一からチームで徹底する」と切り替えた。

 これで琉球と同じ24勝13敗。直接対決の勝敗数で2勝1敗とリードするとはいえ、連敗だけはできない。2月は千葉、川崎と強豪との直接対決を控えており、ここが踏ん張りどころだ。

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2020年2月12日のニュース