大鵬の孫、夢道鵬は序ノ口優勝ならず

[ 2020年1月24日 11:42 ]

大相撲初場所13日目 ( 2020年1月24日    両国国技館 )

<大相撲初場所13日目>二本柳に敗れた夢道鵬(撮影・西海健太郎)
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 元横綱・大鵬の孫で、元関脇・貴闘力の四男である東序ノ口27枚目の夢道鵬(18=大嶽部屋)は全勝対決で東序ノ口26枚目の二本柳(19=阿武松部屋)に寄り切られて優勝を逃し、6勝1敗で7番相撲を終えた。

 自身が1度つっかけ、2度目で立ち合い成立。低い体勢で互いに頭を付け合う形から左四つ、右上手を許すと相手の圧力に屈した。入門同期となった埼玉栄高の1学年先輩に対し、昨年九州場所の前相撲から2連敗となった。「まわしを取られたら勝てない。相手を起こし、自分から攻めるつもりだったけど、考えたとおりにできなかった」と唇をかんだ。体重は2~3キロ増えて現在140キロ。次の春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)は序二段へ昇進する見込み。「前に出る圧力を強化したい」と意気込んだ。

 一方、7戦全勝で序ノ口優勝を決めた二本柳は、埼玉栄高時代に負った右膝前十字じん帯断裂の影響で入門が1年遅れたものの、順調な滑り出し。「(母校相撲部の)山田監督から“自分の相撲を取れれば勝てる”と言われていました。実感はないけど、親方や兄弟子のサポートのおかげで優勝できました」と頬を緩めた。

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