元幕内・宇良、優勝決定戦進出 竜風との全勝対決制す

[ 2020年1月24日 13:27 ]

大相撲初場所13日目 ( 2020年1月24日    両国国技館 )

<大相撲初場所13日目>竜風を押し出しで破った宇良は観客からの声援に笑顔(撮影・西海健太郎)
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 右膝の負傷などで序二段まで番付を落とした元幕内の業師、宇良(27=木瀬部屋)が復帰2場所目で7戦全勝とし、優勝決定戦進出を決めた。三段目で6戦全勝だった竜風(26=尾車部屋)と対戦し、終始先手を取って攻めて押し出した。相手は懸命に突きを繰り出してきたが「顔に結構入って怖かったけど、ひるまずに前に出るつもりで相撲が取れたので良かった」と振り返った。

 4場所連続全休から復帰した昨年九州場所は西序二段106枚目で6勝1敗。今場所は三段目に戻れずに東序二段28枚目だっただけに、全勝できたことに「先場所はできなかったのでうれしい。この一番で勝つか勝たないかで(番付の)上がり方が違うので」と安堵の表情を見せた。

 膝の状態などについては「徐々に徐々に回復しているかな」という。ただ、体の動きなどについては「まだ動いていない」と捉えており、「もっと強くなれると思う」とさらなる進化に向けて精進を続けている。

 26日の千秋楽に行われる優勝決定戦では旭勇幸(25=中川部屋)と対戦する。「気負わずに、あまり勝ち負けにこだわらずにやりたい」と話した。

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