宇野、ロシア杯4位 冒頭4回転で転倒も笑顔でフィニッシュ 友野は8位

[ 2019年11月16日 21:22 ]

フリーで演技する宇野(AP)
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 フィギュアスケートのGPシリーズ第5戦ロシア杯は16日、モスクワで男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)4位の宇野昌磨(21=トヨタ自動車)は164・95点、合計252・24点でで4位。SP7位の友野一希(21=同大)はフリーで156・56点をたたき出し、合計237・54点で8位だった。

 ファイナルを含むGP13戦目で最低の8位に沈んだフランス杯から約2週間。宇野はコーチ不在で今季に臨んでいるが、フランス杯後にスイスで指導を受けた元世界選手権王者のステファン・ランビエル氏が今大会は同行した。前戦ではSP、フリーを合わせて3度挑み、全て転倒した得意の3回転半はSP、フリーともに成功。冒頭の4回転で転倒し、続く4回転トーループも不発となったが、トリプルアクセルで高い出来栄え点をマークし悔し涙を流した前回の雪辱を果たした。

 友野は2つのジャンプが抜ける場面もあったが、表情豊かに「ムーラン・ルージュ」を情熱的に演じきった。

 アレクサンドル・サマリン(21=ロシア)がSP、フリーともに1位で合計264・45点をマークし、GP初優勝。シリーズ上位6人で争われるファイナル(12月5~7日・トリノ)に進出した。

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