ウィザーズが連敗脱出 八村は8得点 東地区最下位から脱出

[ 2019年11月16日 12:31 ]

ティンバーウルブスのタウンズをマークする八村(AP)
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 ウィザーズの八村塁(21)が15日、敵地ミネアポリス(ミネソタ州)でのティンバーウルブス戦に臨み、開幕から10試合連続で先発。第3Qまでの出場(25分)で、8得点と4リバウンド、3アシスト、2スティールをマークし、チームは137―116(前半76―73)で勝って連敗を3で阻止。今季の成績を3勝7敗として、2勝7敗のニックスをかわして15チームが所属する東地区全体の最下位から脱出した。

 ティンバーウルブスとは地元ワシントンDCで行われた今季5戦目(2日)で対戦して109―131で敗れていたが敵地で雪辱。第3Q終了時点で8点をリードすると第4Qも35―24で制して勝利を収めた。ブラドリー・ビール(26)が13日のセルティクス戦に続いて44得点と10アシストを挙げれば、ベンチから出た控えセンターのモーリッツ・ワグナー(22)が自己最多の30得点を稼いでチームを引っ張った。

 八村は前半で8得点を記録したものの第3Qは苦闘。2分2秒に左のコーナーからノーマークでこの日2本目の3点シュートを放ったが失敗。このあと左手で放ったゴール下のシュートを外し、速攻から試みたレイアップは背後から追走してきたティンバーウルブスのセンター、カールアンソニー・タウンズ(23)にはたき落とされた。結局、このクオーターは出だしから10分21秒出場したが無得点。

 2日の試合で八村は2017年シーズンにNBAの「オール・ディフェンシブ・チーム」のファーストチームに選出されているロバート・コビントン(28)らのマークにあって22分出場しながらわずか4得点。フィールドゴール(FG)は11本放って2本しか決まらず自分のプレーがまったくできなかった。この日もブロックショットを2度浴びるなど、NBAの高さを痛感させられる試合だったが、ワグナーを筆頭にベンチ勢が奮起。ベンチスコアではとティンバーウルブスを52―32と圧倒した。

 ティンバーウルブスは2014年のドラフトで全体トップで指名されたフォワードのアンドリュー・ウィギンス(24)が「個人的事情」で欠場。今季平均25・9得点(リーグ全体11位)のリーディング・スコアラーを欠いての試合だった。2015年のドラフトでトップで指名されたタウンズは36得点、10リバウンドをマークしたが、ウィザーズの勢いが上回った形。今季成績は7勝5敗となった。

 なおウィザーズは17日に場所をフロリダ州オーランドに移してマジックと対戦する。

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