6月ドーピング検査で陽性反応 競泳・藤森丈、4カ月資格停止

[ 2019年11月15日 05:30 ]

4カ月の資格停止となった競泳の藤森丈
Photo By 共同

 日本水連は14日、競泳男子の藤森丈晴(25=ミキハウス)が5、6月に行われたジャパン・オープンのドーピング検査で筋肉増強の作用がある禁止物質「オスタリン」に陽性反応を示し、4カ月の資格停止処分となったと発表した。処分の開始日は7月26日。同大会の成績は抹消される。

 日本スポーツ仲裁機構の発表によると、摂取した国内企業のサプリメントから検出された。日本水連の医事委員会委員を務めてきたトレーナーの勧めで使用していた。当初は日本アンチ・ドーピング規律パネルが資格停止5カ月の処分を科したが、悪質性が低いとして4カ月に短縮された。

 藤森丈は弁護士を通じて「安全であると説明を受けていたサプリメントへの禁止物質の混入で陽性反応が出ることなど、夢にも思っていませんでした」とコメントし、意図的な違反ではないと主張した。兄の太将(28=木下グループ)も昨年12月のドーピング検査で陽性反応を示した。

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2019年11月15日のニュース