記録で見る八村のデビュー戦 開幕戦のダブルダブルはドラフト同期でただ1人

[ 2019年10月24日 15:29 ]

ベンチで水分を補給する八村(AP)
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 NBAデビューを飾ったウィザーズの八村塁(21)はマーベリクス戦で25分出場して14得点、10リバウンドでいきなり「ダブルダブル」を達成。22日から23日にかけて今年6月のドラフトで指名された2巡目指名までの60人のうち15人が出場したが、個人記録の2部門で2ケタの数字を残したのは八村だけだった。ただしバックス、ウォリアーズ、ホークス、ロケッツの4チームは24日(日本時間25日)が開幕戦。この中には全体4番目指名のディアンドレ・ハンター(21=バージニア大出身)、10番目指名のキャム・レディッシュ(20=ノースカロライナ大出身)のホークス勢が含まれている。

 23日までの開幕2日間で、新人最多得点をマークしたのは全体12番目指名だったホーネッツのフォワード、P・J・ワシントン(21=ケンタッキー大出身)で、八村同様にブルズ戦で先発して38分出場し、3点シュートを11本中7本成功させてデビュー戦でいきなり27得点をたたき出した。

 新人で2番目の得点をマークしたのはヒートのポイントガードとして先発したケンドリック・ナン(24=オークランド大出身)だが、昨季マイナーのGリーグでプレーしていた同選手はドラフト外での入団。しかし開幕戦となったグリズリーズ戦では27分で24得点をマークしてチームの勝利に貢献している。

 八村の開幕戦での14得点は今年入団した新人の中では4番目の記録。ドラフトで八村より上位で指名された選手でこれを上回ったのは、7番目にブルズに指名されたコービー・ホワイト(19=ノースカロライナ大出身)の17得点だけだった。

 ドラフト全体9番目指名選手(過去72人)で開幕戦に「ダブルダブル」をマークしたのは、1999年のショーン・マリオン(サンズ=35分で14得点&14リバウンド)と、2017年のデニス・スミスJR(マーベリクス=現ニックス、30分で16得点&10アシスト)の2人だけで、八村は史上3人目の達成者。9番目指名選手の開幕戦最多得点記録を保持しているのは、1990年にヒートでデビューを果たしたフォワードのウィリー・バートンで、ブレッツ(現ウィザーズ)との開幕戦にベンチから出場して、24分のプレータイムで25得点を記録している。

 なおドラフト9番目の指名選手で開幕戦に出場したのは八村が史上50人目。14得点は“歴代5位”の記録で、2ケタ得点を挙げたのは15人目となった。

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