坂本花織、不完全燃焼…悔しい4位「練習不足が響いたな、と」

[ 2019年10月21日 05:30 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第1戦スケートアメリカ最終日 ( 2019年10月19日    米ネバダ州ラスベガス )

4位に終わった坂本の演技(共同)
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 女子でショートプログラム(SP)2位の坂本花織(19=シスメックス)はフリー4位の129.22点にとどまり、合計202.47点で4位だった。SP3位の樋口新葉(18=明大)はフリー6位の合計181.32点で6位。SP4位で15歳のアンナ・シェルバコワ(ロシア)が高難度の4回転ルッツを2度決めてフリー1位となり、逆転でGP初出場優勝を果たした。男子はネーサン・チェン(20=米国)がSPに続いてフリーも1位の合計299.09点で3連覇した。

 映画「マトリックス」の曲で舞った坂本は、悔しさをにじませた。前半のフリップ、サルコーの2種類の3回転ジャンプが2回転に。SP2位から順位を下げた。「練習不足が響いたな、と凄く思った。フリーは練習でも途中でやめたり、自分を甘やかしたりした部分があった」と自戒した。GP初出場優勝のシェルバコワは4回転ルッツ2本を成功。新時代の到来に「次までに、できる限り自分を追い込んでいきたい」と最高の演技を目指す。

 《友野充実の5位「一番心地よい感じ」》男子の友野と島田は収穫を持ち帰ることになった。SP8位の友野はフリー冒頭の4回転―3回転の連続トーループを決め、2.99点の出来栄えの加点を引き出した。フリー4位とし、5位でフィニッシュ。「今までの試合の中で一番心地よい感じ。絶対に決めたい4回転トーループを決められて、一つ踏み出せた感じがある」と振り返った。GP初参戦の島田もSP11位ながらフリーでは7位。「本当に素晴らしい経験」と語った。

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2019年10月21日のニュース