アイルランドA組一抜け 1人少なくてもサモアに圧勝7トライ

[ 2019年10月13日 05:30 ]

ラグビーW杯1次リーグA組最終戦   アイルランド47―5サモア ( 2019年10月12日    レベスタ )

前半、トライを決めた、アイルランドのベスト(撮影・中村達也)
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 A組の首位を争うアイルランドはサモアを圧倒し、ボーナスポイント1を加えて勝ち点5を獲得。合計勝ち点を16に伸ばして、A組では一番乗りで1次リーグ突破を決めた。3日のロシア戦から11人を入れ替えたシュミット監督は「自分たちのベストを尽くして結果を出すだけ」と3大会連続の決勝トーナメント進出へ意気込んでいた。

 序盤からエンジン全開だった。引っ張ったのは34歳のベテランSOセクストンだ。14―0の前半20分に華麗なパス回しからFBラーマーのパスを受け右中間に飛び込むと、圧巻は21―5の39分。左サイドのスクラムから、ボールを直接受け取り、インゴールに持ち込んだ。28分にニュージーランド生まれでサモアの血を引くCTBアキが危険なタックルで一発退場。数的不利を強いられた中で、価値あるトライだった。

 結局チームは7トライを奪って47―5の快勝。得失点差も94と伸ばし、スコットランドの71を抜きA組のトップに立った。きょう13日の日本―スコットランド戦の結果次第で1次リーグ1位か2位かは決まるが、大会開幕まで世界ランク1位に立っていた強豪が、悲願の大会初制覇に向け調子を上げてきたことは間違いない。

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2019年10月13日のニュース