いけるぞ!“ベスト布陣” マフィ&福岡&トゥポウが完全復帰

[ 2019年10月7日 05:30 ]

ラグビーW杯2019 13日スコットランド戦

会見をする日本代表・藤井強化委員長(撮影・西尾 大助)
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 ベスト布陣、いける!サモア戦から一夜明け、日本協会の藤井雄一郎強化委員長(50)が取材対応。No・8マフィら相次いだ負傷者について質問が及ぶと、「マフィは練習をやっている。現時点で、次の試合に出られない選手は1人もいない。全員が出たい気持ちがありますし、出られる状態にある」と言い切った。因縁スコットランドとの直接対決へ好材料が舞い込んだ。

 9月6日の南アフリカとの強化試合で右ふくらはぎを負傷したWTB福岡は途中出場したアイルランド、サモア戦でトライ。患部の状態も上向きで、次戦は先発としても計算できる。アイルランド戦直前に左太腿裏を痛めた長身のFBトゥポウもハイボール対策として必要な存在。馬力ある突破やタックルを得意とするマフィもアイルランド戦で肋軟骨を負傷したが、休養十分でメドが立った。

 8強進出が懸かる決戦でベスト布陣が組めるのは、メンバー31人の分厚い戦力があってこそだ。アイルランド戦ではトゥポウの欠場で急きょメンバー変更が出たバックス陣が守備変更も柔軟に対応。サモア戦では切り札のFW陣がギアを上げ、勝ち点5をもぎ取った。誰が出ても同じパフォーマンスを目指し、鍛え上げてきた。「リザーブみんなが結果に貢献している」とジョセフHC。ぜいたくな手駒をどう配置するか。歴史に名を刻む最強フィフティーンは11日に発表される。

 《8強見据え南ア分析開始》 来るべき大一番の相手を“丸裸”にする準備が進んでいる。この日、B組首位のニュージーランドがナミビアに圧勝。A組首位通過が見えてきた日本と準々決勝で当たるB組2位が南アフリカになることが濃厚となった。南アフリカには前回大会で金星を挙げたが、直前の強化試合では7―41で大敗。実力差は明白なだけに格上の手の内を知る必要がある。藤井強化委員長は「目標はベスト8。もちろんその次も狙っている。1位抜けすれば、南アフリカ。コーチ陣は分析を始めています」と明かした。

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2019年10月7日のニュース