ゴールボールプレ大会開幕 日本Aチームが白星発進

[ 2019年9月28日 18:05 ]

競技を行う小宮
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 来年の東京パラリンピックのテスト大会を兼ねたゴールボールのプレ大会が28日、幕張メッセで始まった。参加国は世界ランク4位の日本からA・Bの2チーム、同3位のブラジル、同5位の米国の4カ国で行われる。

 視覚障がいの選手が対象で、出場選手は障がいの程度によって差が出ないよう、アイシェード(目隠し)をして試合に臨む。1次リーグ初日を迎え、日本Aチームは格上のブラジルに4―2で勝利。04年アテネ・パラリンピックから5大会連続出場を目指す小宮正江(44=シーズアスリート/九州なでしこ)が狙い澄ましたテクニカルな投球で2得点の活躍。「戦術通りの得点ができて嬉しい」と振り返った。8月には9日間の強化合宿で、手や足先を狙ったボールのコントロールを強化してきた。効果は十分のようで「これによって、日本のパワーのないボールでも得点できていると思う」と白星発進に満足げな様子を見せた。

 ゴールボールは重さ1250グラムの鈴の入ったボールを互いに投げ合い、得点を競う競技。選手は音を頼りにプレーするため、観客は競技の妨げにならないよう静かにしなければならない。対ブラジル戦の前半には赤ちゃんの泣き声で試合が一時中断するハプニングがあったが「赤ちゃんも応援にしてくれるのはウェルカムです」と笑顔。本番会場での大会は今回限りで「来年をイメージしながら頑張りたい」と意気込んだ。あす29日は、米国と予選で対戦する。

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2019年9月28日のニュース