99キロ炎鵬「ドンピシャ」178キロの矢後“ぶん投げた”

[ 2019年5月18日 05:30 ]

大相撲夏場所6日目 ( 2019年5月17日    両国国技館 )

矢後(左)を上手ひねりで破る炎鵬(撮影・西尾 大助)
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 体重99キロの炎鵬が、またも巨漢力士を退けた。178キロの矢後の懐に入り、右前まわしからひねって尻もちををつかせた。「タイミングがドンピシャ。体重をかけられて苦しかったが自分から仕掛けて動けたのが良かった」。中大でアマ横綱となり幕下15枚目格付け出しでデビューした矢後に対し、金沢学院大から角界入りした炎鵬は前相撲からのスタート。昨年春場所の十両での初対戦に続き、幕内でも同学年のエリートを破った。

 4日目には180キロの大翔鵬も下すなど「場所前は1勝5敗と思っていた。逆の展開」と自身も驚く好発進。1敗は朝乃山と2人だけになった。「楽に勝ちたいと思うと逃げ腰になりがち。気持ちを引き締めてやっていきたい」。勝った決まり手は全て異なる業師ぶり。小兵力士は攻めの姿勢を貫いて土俵を沸かせる。

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