豊田自動織機 秋元、リーグ初先発初勝利 2失点完投

[ 2019年4月29日 05:30 ]

<豊田自動織機・シオノギ製薬>初めての完投が初勝利となった豊田自動織機の秋元(日本ソフトボール協会提供)
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 「第52回日本女子ソフトボール1部リーグ」(日本ソフトボール協会、日本女子ソフトボールリーグ機構主催)は28日、長崎・諫早、静岡・掛川、群馬・太田の3会場で6試合を消化した。豊田自動織機の秋元菜穂投手(24)は2失点完投でリーグ初先発初勝利をマーク。SGホールディングスは7回にステーシー・ポーター内野手(37)の逆転3ランで日立を下し、4勝目を挙げた。

 ≪制球力が向上≫豊田自動織機3年目の秋元がリーグ戦初先発を初勝利で飾った。「内野ゴロを打たせる自分の投球ができた」。7回に一発を浴びて完封こそ逃したものの、初めて手にしたウイニングボールに頬が緩む。ネット上でも評判のビジュアル系。過去2年間は結果が出ず、周囲から「ソフトでも頑張って」と言われてきた。実力派へ転身するため、昨オフは一からフォームを改造。制球に自信をつけ、アイドル脱却の時を迎えた。

 ≪ポーター逆転弾≫SGホールディングスの主砲が一振りで試合を決めた。1点を追う7回2死二、三塁。ポーターは狙いを内角に絞って、思い切り振り抜いた。「勝負に来てくれたら、このボールかな、と。打った瞬間、本塁打と分かったわ」。狙い通りの逆転弾にヒロインは胸を張る。オーストラリア代表としても、東京五輪出場を懸けた予選に臨む一年。この決定力が頼もしい。

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2019年4月29日のニュース