宮原 巻き返し6位「ショートの悔しさは晴らせたかな」

[ 2019年3月22日 21:49 ]

<世界フィギュア女子フリー>会心の演技の宮原知子(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケートの世界選手権第3日は22日、さいたまスーパーアリーナで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)8位の宮原知子(20=関大)は、145・35点、トータル215・95点で6位だった。

 2日前のSPでの出遅れを挽回するパフォーマンスを宮原が見せた。冒頭の3回転サルコーを決めて勢いに乗ると、続く3回転の連続ジャンプもきっちり決め、スピン、ステップも抜群の安定感で観衆を魅了した。終盤の3連続ジャンプ後に手をつく以外はミスはなく、終了後にははじける笑顔で声援に応えた。

 フリーの145・35点は国際大会ではスケートアメリカの145・85点に次ぐ2番目の高得点。後に演技したザギトワ、紀平らに抜かれはしたが、15年大会銀メダル、18年大会銅メダルの貫禄は見せつけた。

 宮原は「ショートの分(の悔しさ)は晴らせたかなと思う。課題はあるけど、思い切って行けた。うまくいったりいかなかったりしたシーズンだったので、最後絶対にフリーで悔いの残らないようにしたいと思って強い気持ちで臨めたのがよかった」と、満足げに振り返った。

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