紀平梨花はアクセル転倒で5位発進「不安が出てしまった」

[ 2018年11月9日 17:42 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第4戦・NHK杯第1日 ( 2018年11月9日    広島県立総合体育館 )

<フィギュアNHK杯第1日>女子SPの演技をする紀平梨花(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 女子ショートプログラム(SP)で、シニアのGPシリーズにデビューした紀平梨花(関大KFSC)は、69・59点で5位発進となった。

 注目が集まった冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は転倒。「GPシリーズ1戦目でこけてしまったと思った」。前日(8日)の公式練習では82%だった大技の成功確率が、この日朝の練習では45%に低下。踏み切りのタイミングが早くなっていたことを気にしていたが、「不安が出てしまった」と振り返った。

 ただ、転倒後は立て直した。フリップとトーループの連続3回転を決め、両手を上げる3回転ルッツも成功。「こけた直後からは絶対に揃えるぞって気持ち。いつもなら焦ったけど、焦らずできたのは成長」と手応えを口にした。

 10日のフリーでは日本初のGPデビュー戦優勝を狙う。カギを握るのは、やはりトリプルアクセルだ。「朝の練習でしっかり確認して、不安のない状態で臨みたい。すぐに改善したい」。完璧な大技2発で、頂点への道を切り開く。

続きを表示

この記事のフォト

2018年11月9日のニュース