ラグビー日本代表 プロップ三上「走力に自信」 オールブラックス戦で2年3カ月ぶり代表戦復帰へ

[ 2018年10月31日 19:43 ]

ラインアウトの練習を行うラグビー日本代表の三上正貴(右奥)。中央はツイ・ヘンドリック、手前はヴァル・アサエリ愛、左奥は庭井祐輔
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 ラグビー日本代表は31日、「リポビタンDチャレンジカップ2018」ニュージーランド戦(11月3日、東京・味の素スタジアム)に向けて、東京都府中市内で練習を行った。出場すれば16年6月25日にスコットランド戦以来、約2年3カ月ぶりのキャップ獲得となるプロップ三上正貴(30=東芝)は「オールブラックス戦というよりもテストマッチが久しぶりなので、気持ちは高まっている」と気持ちを高ぶらせた。

 13年4月20日のフィリピン戦で初キャップを獲得した三上は、以後日本代表に定着。15年W杯の南アフリカ戦でも1番で先発するなど、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ時代のFW最前列で活躍した。翌16年春のテストマッチにも出場したが、同年11月のジョージア戦で、負傷のために試合当日にメンバーを外れた。その後はコンディション不良やパフォーマンス不足でジャージーを手にできず、雌伏の時間を過ごした。

 W杯開幕まで1年を切った中での代表復帰に向けて、今季のトップリーグでは「結果を出さないといけないということで、タックル回数、ボールキャリー回数(を増やして)、寝ている時間を少なくした」という。その結果、代表の左プロップに求められる指標をクリア。「呼ばれた理由はタックル回数が凄く多いから、ということだった」と努力を重ねて代表復帰を果たした。

 13年11月2日のニュージーランド戦(●6―54)にも出場した現在の代表選手は、三上も含めて6人だけ。「テストマッチではセットプレーが大事。その部分で頑張りたい」と話す一方、「前回対戦した時よりも今回の僕たちの方が走力が付いている自信があるので、その部分でも対抗したい」と話す。大金星、そして再び代表に定着するため、一心不乱に体を張る。

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2018年10月31日のニュース