錦織3回戦進出 ファイナルへ1歩前進も「この大会で一生懸命頑張りたい」

[ 2018年10月31日 20:58 ]

シングルス2回戦 アドリアン・マナリノと対戦する錦織圭
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 男子テニスのマスターズ・パリ大会は31日、2回戦が行われ、世界ランキング11位で第10シードの錦織圭(28=日清食品)は地元フランスの同46位のアドリアン・マナリノ(30)と初対戦し、7―5、6―4でストレート勝ちした。

 錦織は今大会2年ぶりの出場、しかも初対戦で左利きの難敵との対戦とあって「彼のバックハンドが跳ねないのと、例年よりコートが跳ねなかったのでなかなか攻めていくのが難しかった」と、序盤はタイミングに苦しむところもあった。しかし、徐々にタイミングを合わせ、貫録勝ち。それでも「きょうはリターンがちょっと入っていなかった。パス・アンド・リターンが安定すればストロークがもっと良くなってくる」と次戦を見据えた。

 3回戦では、28日のエルステバンク・オープン決勝で敗れた相手、第7シードで同6位のケビン・アンダーソン(32=南アフリカ)と同22位のニコロズ・バシラシビリ(26=ジョージア)の勝者と対戦する。

 錦織は年間成績上位8人によるATPツアー・ファイナル(11月、ロンドン)進出争いで現在9番手。2年ぶり3度目の進出へ、残すはこの大会だけになる。今大会の結果によっては2年ぶり出場も決まるが「とりあえず今週頑張って…、しっかりこの大会で一生懸命頑張りたい。どうなるのか今週が終わるまではわからないので」と、まず目の前の大会に集中することを誓っていた。

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