神鋼 69点圧勝で赤組首位、PR渡辺 地元・北海道で恩返し

[ 2018年9月30日 05:30 ]

ラグビー トップリーグ第2節最終日 ( 2018年9月29日    月寒 )

<神戸製鋼・宗像サニックス>先発出場した神戸製鋼プロップの渡辺
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 北海道胆振東部地震の影響で中止となった第2節1試合が行われ、神戸製鋼が宗像サニックスを69―5で下し、総勝ち点を15としてレッドカンファレンスの首位に浮上した。元オールブラックスのSOダン・カーターは先発を外れたが、計11トライを奪う圧勝劇。前半戦4試合を終えて3勝1分けと好調をキープしている。

 生まれ育った北海道が力を貸してくれたのかもしれない。プロップ渡辺は「スクラムで優位に立てた。ビックリするぐらいうまくできた」と声を弾ませた。12―5とした前半16分のトライは、スクラムで反則を奪ったことがきっかけ。前半はスクラムで反則を得るシーンが目立った。

 地震の影響で延期となっていた一戦は試合前に黙とうがささげられ、チャリティーTシャツも販売された。北海道小樽市出身で札幌山の手高卒の渡辺は「1カ月もたってないのに試合ができた。逆に元気をもらった」と、今季初スタメンで故郷に恩返しの活躍。チームはリーグ戦チーム歴代3位の11トライ69得点で首位浮上。北の地で得た勢いは今後につながる。

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2018年9月30日のニュース