2年ぶり十両復帰の常幸龍4勝目「内容はともあれ、とりあえずあと4番」

[ 2018年9月15日 18:29 ]

大相撲秋場所7日目 ( 2018年9月15日    両国国技館 )

 2016年夏場所以来、約2年ぶりに十両に復帰した東14枚目の常幸龍(30=木瀬部屋)が翔猿を破り4勝3敗と白星を先行させた。

 「内容はともあれ、とりあえずあと4番」

 際どい相撲だった。攻めたのは常幸龍。背中に回って圧倒的に有利な体勢になり下手投げ。しかし、翔猿も土俵際で粘り、向き直って突き落とし。物言いが付き、軍配通り常幸龍の勝ちとなった。

 6日目も幕下・豊ノ島との相撲で物言いが付き、取り直しとなって痛い黒星を喫していただけに、この日の物言いにも不安がよぎった。「何言っているのか、気になって気になって」と、土俵上の審判団に耳を“ダンボ”にしたという。

 一時は三段目まで落ち、2年以上幕下以下で辛酸をなめた。そのため、関取から落ちる恐怖心との戦いが続く。「考えないようにしてるけど、頭の片隅にある。早く8番勝ちたい、という気持ちが出る」と、いい形になってから速く攻められない点を反省した。

 「連勝がないので連勝したいですね。そうすれば(思い切っていける)」。2015年九州場所以来の十両での勝ち越しへ、意気込んだ。

続きを表示

2018年9月15日のニュース