奈良 シード選手追いつめるも初戦敗退に涙「そこが実力差」

[ 2018年8月28日 05:51 ]

テニス 全米オープン第1日 ( 2018年8月27日 )

 世界ランキング99位の奈良くるみ(安藤証券)は、第15シードのエリーズ・メルテンス(ベルギー)に2―6、7―6、5―7で惜しくも敗れた。

 「リードしたときにもう1回ギアを上げられればよかった。そこが実力差だと思う」。第2セットは4―0とリードしてから4―4に追いつかれてピンチを招いた。相手サーブの第12ゲームでは0―40から3本のマッチポイント。「そこからは勝ちたい気持ちよりも捨て身だった」とこれをしのいでタイブレークで競り勝った。最終セットは0―2から4ゲーム連取で逆転したが、そこから再逆転を許した。

 手堅いストロークが持ち味の奈良にしては珍しくこの日は凡ミスが55本。現在指向している「テンポを上げて打っていくテニス」には手応えもあったが、この日の勝利にはつながらなかった。苦しい戦いの続く今季は4大大会全てで初戦敗退。「悲しいというか悔しい、苦しい4大大会だった」と振り返り、「(今日は)コーチから見てもいいところがあったと言われた。ここで落胆せずに次に向かいたい」と涙を浮かべて語った。

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2018年8月28日のニュース