山口茜、アリーナの風に警戒 団体優勝から個人へ勢いつける

[ 2018年8月18日 05:30 ]

アジア大会 ( インドネシア・ジャカルタ )

<アジア大会バドミントン練習>本番会場で練習する山口茜(撮影・小海途 良幹)
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 ジャカルタ・アジア大会は18日、ブンカルノ競技場で開会式が行われ、開幕する。17日はバドミントン女子で今年の世界選手権シングルス銅メダルの山口茜(21=再春館製薬所)が本番会場で初練習を行い、アリーナ内に吹き荒れる独特の風に警戒感を強めていた。競技が行われているバスケットボール女子1次リーグY組で日本は中国に73―105で敗れ、1勝1敗となった。ハンドボール男子1次リーグB組の日本は強豪韓国と26―26で引き分けた。日本は2位で2次リーグに進んだ。19日から競技が本格化する。

 対戦相手に加え“風”とも戦う覚悟だ。バドミントン代表はジャカルタ到着後の初練習では約1時間半体を動かして会場の雰囲気を確かめた。中でも山口が気にしたのはアリーナの空調だ。「会場自体はいつもやっているが空調の影響は凄く強い。難しい会場ですね」とこぼした。

 7月に行われたインドネシア・オープンでも同じイストラ・セナヤン・アリーナが使われた。開放されたドアからは冷気が外に向かって思い切り吹き出すなど“強風アリーナ”といっても過言ではない。山口は「気になるところではあるが考えすぎないようにしたい」と前向きに話した。

 日本代表の朴柱奉(パクジュボン)監督(53)はインドネシアの応援にも気を配っている。「人気スポーツなので応援も凄い。世界で一番うるさい体育館。そのプレッシャーと風をコントロールができるかがカギ」と分析した。バドミントンは開会式翌日の19日から男女団体戦でスタートする。山口は「団体戦で優勝して、個人への流れをつくりたい」と意気込んでいた。

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2018年8月18日のニュース