稀勢の里 故郷で原点回帰「思い出深い」

[ 2018年8月9日 17:05 ]

地元・龍ケ崎での巡業で綱締め実演をした稀勢の里(中央)
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 大相撲の夏巡業が9日、茨城県龍ケ崎市で行われ、8場所連続休場中の横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が中学校まで在籍していた故郷で原点回帰した。

 中学2年で茨城県牛久市に転居した稀勢の里だが、相撲の大会に初めて出場したのは小学2年の時で、この日の興行が行われた龍ケ崎市総合体育館(たつのこアリーナ)の近くにある「たつのこ山」の下につくられた仮設相撲場が会場だった。「5人抜きして金メダルをもらった。それでうまみを感じて相撲を始めた。それが原点」と思い起こした。相撲を始めたころの相撲内容はどうだったかと聞かれると「写真で見ると当時から左はず(押し)だった」と明かした。

 標高41メートルのたつのこ山は、頂上まで約140段の階段があり、トレーニングで上り下りを繰り返したという。「階段(上り下り)は嫌だったけど、そこでしっかり体をつくったのが、今につながっている。思い出深い」と振り返った。

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2018年8月9日のニュース