東京五輪聖火リレーは福島スタート、列島一筆書きで時計回りに

[ 2018年7月13日 05:30 ]

東京五輪・パラリンピックの調整会議。福島県からスタートする聖火リレーの日程が決定した(代表撮影)
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 20年東京五輪・パラリンピックの調整会議が12日に都内で開催され、聖火リレーの47都道府県を巡る順番が決まった。3月26日に福島県からスタート。64年東京五輪と同じ沖縄県を出発地とする案もあったが、東日本大震災の被災地を選び、開催理念の「復興五輪」を前面に押し出した。組織委員会の森喜朗会長は「復興五輪の趣旨を反映した。避難者が多く、精神的なショックも大きかった福島県にスタートは落ち着いた」と説明した。

 日本列島を一筆書きで時計回りする。期間はフェリーなどでの移動日を含め121日間。リレー実施は114日で、開催都市の東京が15日、被災3県の岩手、宮城、福島と東京都外で複数の競技会場がある埼玉、千葉、神奈川、静岡の計7県はそれぞれ3日間、その他の39道府県は各2日となった。実際に走るルートは各都道府県の実行委員会が選定し、国際オリンピック委員会(IOC)の承認を得た上で、来夏までに決まる。

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2018年7月13日のニュース