杉田、全仏準Vティエムから金星「人生最高と言っていいほど」

[ 2018年6月22日 05:30 ]

男子テニス ゲリー・ウェバー・オープン ( 2018年6月20日    ドイツ・ハレ )

シングルス2回戦で、ティエムを破り、喜ぶ杉田
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 シングルス2回戦で世界ランキング52位の杉田祐一(29=三菱電機)が、同7位で全仏オープン準優勝のドミニク・ティエム(24=オーストリア)に6―2、7―5で快勝した。好サーブを軸に第1セットは開始から4ゲームを奪って優位に立ち、第2セットも互角の展開から強豪に競り勝った。22日以降の準々決勝は、世界109位のデニス・クドラ(25=米国)と対戦する。

 錦織が「仙人」と評する求道者が、金星を挙げた。杉田は好サーブで波に乗って第1セットを34分で奪うと、第2セットもティエムにリズムをつかませない。今季、3カ月余りも白星から遠ざかった時期があったが、「人生最高と言っていいほど、いい試合」と胸を張ったストレート勝ち。ティエムも「攻撃に入らせてもらえなかった。実に見事だった」と脱帽だ。

 持ち味のフラット系の球が生きる芝は得意で、昨年はアンタルヤ・オープンでツアー初優勝し、ウィンブルドン選手権では4大大会初白星。今季はクレーシーズンに一つも勝てなかったが、「この一年、良い時も悪い時も経験した。それでも自分のテニスを見失わないことを追求してきた」と言う。準々決勝は格下のクドラと対戦。金星の勢いで、タイトルへ前進する。

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2018年6月22日のニュース