高安25番も不安残す 豊山らと13勝12敗

[ 2018年5月6日 12:55 ]

豊ノ島(左)と組み合う高安
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 大相撲の大関・高安(田子ノ浦部屋)が6日、東京都墨田区の時津風部屋で出稽古を行った。同部屋の幕内・正代、豊山、幕下の豊ノ島、伊勢ノ海部屋の幕内・錦木と計25番取って13勝12敗。13日初日の夏場所へ向けて不安が残る内容となった。

 この日のテーマを「前に攻め込むこと」と掲げた高安。しかし、右上手は好調時とほど遠かった。幕下の豊ノ島を土俵際で押し出せず4勝3敗。錦木に1勝4敗、豊山に1勝3敗と勢いに負けて寄り切られる場面が目立った。正代には4勝1敗としたものの、悔しそうに声を上げ「攻め込まれることが多かった。腰も少し高い」と反省点を挙げた。再び豊山を指名した4番では突き、張りを前面に押し出して3勝1敗。さまざまな形を試しながらの25番となった。

 仕上がりを「まだまだ」としながらも、痛めた右肩については「大丈夫です」と即答。ぶつかり稽古では約10分間胸を出し続け、若い衆を大きな声で鼓舞していた。

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2018年5月6日のニュース