中部大春日丘 初の8強を逃す FB大籔「細かいミスや流れが…」

[ 2018年1月1日 17:21 ]

第97回全国高校ラグビー大会3回戦   中部大春日丘(愛知)5―12報徳学園(兵庫) ( 大阪府東大阪市・花園ラグビー場 )

 Bシード中部大春日丘が初の8強を逃した。2年連続、4度目の3回戦敗退。5―12で折り返した後半は報徳学園に攻め込まれる場面が目立ったが、粘り強い守りと相手のミスにも助けられてそれ以上の失点は許さなかった。

 しかし、決め手に欠いた。後半20分過ぎ。敵陣30メートル付近から、FB大籔洸太(2年)がブレーク。トヨタ自動車の名CTBで日本代表にもなった父正光さんを持つサラブレッドが相手ディフェンスを切り裂いたものの、その後、味方がノックオンし、チャンスを逃した。

 大籔は「相手の強いアタックで圧力がかかった。それでディフェンスで反則を犯し、アタックでもノックオンなどでスキを見せた。上に行くほど細かいミスや流れが大事だと思った」と悔やんだ。

 後半開始すぐに相手選手と頭がぶつかり、右まぶたを大きく切ったプロップ池田真人(2年)は、グルグルに巻いたテーピングを真っ赤に染めながら、雪辱を誓う。「相手フォワードはスクラム、セットプレーだけでなく、当たりも強かった。この悔しさ、経験を生かして、来年度はベスト8に行きたい」。大籔、池田を含め、3回戦のスタメン8人が2年生。伸びしろはきっと大きい。

 報徳学園はノーシードで唯一、8強に残った。

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2018年1月1日のニュース