ウォリアーズが11連勝 ついに西地区全体首位に浮上 新人ベルが活躍

[ 2017年12月23日 18:03 ]

自身初のダブルダブルを達成したウォリアーズの新人ベル(AP)
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 NBAは22日に各地で9試合を行い、昨季の覇者ウォリアーズは地元オークランド(カリフォルニア州)でレイカーズを113―106(前半61―44)で下して26勝6敗。シューターのステフィン・カリー(29歳)を故障で欠きながらも11連勝を飾り、この日敗れたロケッツと入れ替わって西地区全体の首位に浮上した。

 ケビン・デュラント(29歳)は33得点、7リバウンド、7アシストをマーク。肩を痛めていたドレイモンド・グリーン(27歳)が5試合ぶりに戦列に復帰し、30分の出場で13得点、11リバウンド、7アシスト、2スティールを稼いで好守両面で勝利に貢献した。

 ドラフト2巡目(全体38番目)に指名されたフォワードのジョーダン・ベル(22歳)はともに自己最多の20得点と10リバウンドを記録。土壇場でもダンクを含む2本のシュートを決めるなどで素晴らしい活躍を見せた。

 レイカーズは11勝19敗。今季は2度延長で敗れ、この日も接戦の末に勝利を逃した。

 ドラフト1巡目(全体27番目)に指名されたカイル・クーズマ(22歳)は27得点、14リバウンドをマーク。同2番目指名のロンゾ・ボール(20歳)も5本の3点シュートなどで24得点を稼いだが、ウォリアーズの厚い壁を打破することはできなかった。

 ロケッツは地元ヒューストン(テキサス州)でクリッパーズに118―128(前半65―52)で敗れて25勝6敗。14連勝のあとは連敗となった。

 センターのクリント・カペラ(23歳)とガードのクリス・ポール(32歳)が故障で欠場する中で、ジェームズ・ハーデン(28歳)が20日のレイカーズ戦に続いて51得点をマーク。今季自身3度目の50得点突破を果たすなど奮闘したが、第3Qで20―35とリズムを失って形勢は逆転した。

 なお2試合連続で50得点以上をマークした選手はロケッツでは初めて。リーグ全体では2007年3月に4試合連続(65→50→60→50)で達成したコービー・ブライアント(元レイカーズ)以来、11季ぶりの出来事となった。

 クリッパーズは13勝18敗。ドック・リバース監督(56歳)の息子、オースティン・リバース(25歳)が後半の30得点を含む自己最多の36得点を稼いで試合をひっくり返した。

 リバースは「ハーフタイムで仲間に“どうしてもっと果敢に攻めないんだ”と言われて気持ちを切り替えた。勝つためには自分が最初からアタック・モードにならないといけないんだということがわかった」とコメント。チームの主力、フォワードのブレイク・グリフィン(28歳)が左膝の故障で長期離脱となっているだけに、今季平均15・4得点のリバースのステップアップはチームにとって不可欠な要素になるだろう。

 <その他の結果>

ピストンズ(18勝14敗)104―101ニックス(17勝15敗)、ペリカンズ(16勝16敗)111―97マジック(11勝22敗)、ネッツ(12勝19敗)119―84ウィザーズ(17勝15敗)、ヒート(17勝15敗)113―101マーベリクス(9勝24敗)、バックス(17勝13敗)109―104ホーネッツ(11勝21敗)、サンダー(17勝15敗)120―117ホークス(7勝25敗)、ナゲッツ(17勝15敗)102―85トレイルブレイザーズ(15勝16敗)

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