小田孔明 好スコアにも「微妙」

[ 2017年7月6日 18:23 ]

 男子ゴルフの長嶋茂雄招待セガサミー・カップは6日に北海道千歳市のザ・ノースカントリーゴルフクラブで第1ラウンドが行われ、小田孔明が4バーディー、ボギーなしの68で回り18位につけた。

 好スコアにも小田孔は「微妙。もう少しバーディーを取りたかった」と首をひねった。それでも今季初のボギーなしに「ボギーがないから良いかな」と満足げにうなずいた。

 前半で1つ伸ばし、11番で3メートル、12番で4メートルを沈めて連続バーディーで迎えた13番パー5が最大の見せ場。ティーショットは右に曲がり木の根元に止まった。第2打は9Iで出すだけだったが、第3打を6メートルに乗せて3連続バーディーとした。

 「(第2打は)根っこと根っこの間にあった。打った後、手がしびれた。9番アイアンが折れたかと思った。3打くらい得した気分だね」と目を細めた。

 福岡県飯塚市在住。地元は記録的な豪雨に見舞われている。自宅も添田町にある実家も無事だが、大きな被害の出た朝倉市は近隣とあって心配は尽きない。前日、家族や知人に連絡を取ると「この雨を吹き飛ばすようなバーディーを取ってくれ」と逆に励まされた。

 気合十分で臨んだ初日。再三チャンスを逃しただけに満足はしていないが、4バーディーに「吹き飛ばすほどは取れなかったけどね」と表情を緩ませた。

 6月上旬のツアー選手権森ビル杯終了後の中断期間に、山形県にある本間ゴルフの酒田工場でクラブを調整した。1Wのシャフトを交換し、4、5Iは従来よりもやさしいモデルに替えて、ライ角をフラットにした。

 さらに神戸で4日間合宿を敢行。松山英樹の専属トレーナー飯田光輝氏に体を見てもらい「左の下半身が弱っている」と指摘を受けて下半身を強化した。併せてツアー選手権前にも行った神戸・十善寺で座禅を行った。「あそこに行くと調子が良くなる。お経を聞きながら座禅をした。3回くらい叩かれたけど」。ギア、体、心のブラッシュアップを終えて好発進につなげた。

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2017年7月6日のニュース