福原愛 ママで復帰!「まずは家庭」妊活→出産して戻ってくる

[ 2017年1月25日 07:46 ]

<日本ジュエリーベストドレッサー賞表彰式>表彰式で笑顔の卓球の福原愛
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 卓球女子の12年ロンドン五輪団体銀メダル、16年リオデジャネイロ五輪団体銅メダルの福原愛(28=ANA)が出産後に競技復帰する意向を持っていることが24日、分かった。福原は昨年9月に台湾選手の江宏傑(コウコウケツ、27)と結婚し、リオ五輪以降は試合に出ずに休養。まずは家庭を優先し、母になってコートに戻ってくる。

 リオ五輪以降、休養している福原の競技復帰ロードが判明した。キーワードは「出産」だ。昨年9月に江宏傑と結婚。全日本選手権など試合には出ず、日本協会ナショナルチーム(NT)合宿の参加も辞退した28歳について、関係者は「出産してから競技に復帰する意向を持っている」と話した。現在、妊娠しているかどうかについては福原は明かしていない。

 結婚以降、台湾、日本、江の練習拠点・ドイツを行き来する生活をしており、復帰時期について言及することはなかった。昨年9月の会見では「24年間、卓球を続けてきて軸はしっかりできている」とした上で、「結婚して、新しい家庭、夫婦の在り方、そういった軸ができていない。まずは軸、地盤を固めてから卓球という軸に戻りたい」と話していた。今月の台湾紙のインタビューでも「まずは家庭のことをうまくやってから、卓球のことを考えたい」としている。

 4カ月以上国際大会の出場がない福原は現在、世界ランク外。復帰時期も未定のため、日本協会が指定する17年度のNTメンバーにも入らないことも分かった。日本協会はワールドツアーなどの国際大会はNTメンバーを優先的に派遣するため、福原が世界ランクのポイントを稼ぐためには、まずは自費参加で国際大会に出場する必要がある。従来通りなら20年東京五輪の代表も19年の世界ランクなどで決まるため、関係者は「18年の頭からはバリバリ動けていないと厳しいでしょう」と指摘した。

 元日に台湾・台北で結婚披露宴を行った福原と江は、リオ五輪に出場した日本代表のチームメートや関係者を招待し、2月上旬に東京ディズニーリゾートで挙式する。「私が頑張ることで、新しい道を後輩のためにも切り開くことができたらいい」と話していた福原。コートに戻ってくる時はきっと、愛する家族が増えている。

 ▼福原の休養前最後の試合 16年8月16日、リオ五輪団体3位決定戦のシンガポール戦。第1試合のシングルスはフルゲームの末に2―3で敗れたものの、伊藤美誠と組んだダブルスを3―1で勝利

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