競泳メダリスト松田さん 金藤へ“迷うなら続けろ”

[ 2016年9月28日 05:30 ]

東京ジョイポリスでVRアトラクションを体験した松田氏

 競泳で五輪4大会に出場して銀1、銅3個のメダルを獲得した松田丈志氏(32=セガサミー)が進退で気持ちが揺れる後輩に金言を贈った。この日は所属先が運営する東京ジョイポリスでVRアトラクションを体験。リオ五輪200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵(28=Jaked)や200メートルバタフライ銅メダルの星奈津美(26=ミズノ)らが去就に悩む中、「迷っているなら、やった方がいい」と提言した。

 松田氏はリオの800メートルリレーで銅メダルを獲得。「僕は最後、迷わなかった。迷うということはまだ何かやれる余地があると、どこかで思っているはず」と強調した上で、「お嫁さんに行きたいとか、次のキャリアを積んでいきたいという思いがあればいい。だが、何もなく悩んでいるならやった方がいい」と続けた。

 自らの経験を踏まえ、金藤に向け「金メダリストとして泳ぎ続けることは今しかできない。来年の世界選手権は入場する時に必ず金メダリストと言われるし、ここでやめたら経験できない。金メダリストとして迎える世界選手権の景色はきっと違う」と語った。

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2016年9月28日のニュース