木村 今大会2個目銀 世界ランク1位本命種目も無念

[ 2016年9月16日 05:30 ]

<水泳男子100メートルバタフライ(視覚障害)>銀メダルを獲得し寺西コーチと声援に笑顔で応える木村(左)

リオデジャネイロ・パラリンピック 競泳男子100メートルバタフライ

(9月14日)
 世界ランキング1位で期待の高かった木村は1分2秒43で銀メダルに終わった。前半50メートルはトップだったが、ラスト20メートル付近で左側に寄って隣のレーンの優勝者オリベルと手が接触。「嫌になって右に寄ったら、曲がりすぎた」と最後にわずかにタイムロスし、1位に0秒19及ばなかった。

 50メートル自由形の銀、100メートル平泳ぎの銅に続く今大会3つ目のメダル獲得だったが、最も得意とする種目で金を逃し「負けた以上、悔いが残らないことはない」と残念がった。

 ◆木村 敬一(きむら・けいいち)1990年(平2)9月11日、滋賀県生まれの26歳。筑波大付属視覚特別支援学校―日大卒、日大大学院修了。昨年7月のIPC(国際パラリンピック委員会)世界選手権100メートル平泳ぎ&同バタフライ2冠。1メートル72、70キロ。

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