錦織、初の4強入り フェデラー破ったティエムに貫録の勝利

[ 2016年5月14日 05:50 ]

錦織圭
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 テニスのイタリア国際は13日、ローマで行われ、男子シングルス準々決勝で世界ランキング6位で第6シードの錦織圭(26=日清食品)は、同15位のドミニク・ティエム(22=オーストリア)と対戦。6―3、7―5でストレート勝ちし、初の4強入りを果たした。準決勝では世界1位のノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)と対戦する。

 3回戦で世界2位のロジャー・フェデラー(34=スイス)を破り、勢いに乗るティエムに対し、錦織は第1セットの第1ゲームをラブゲームでキープする上々の立ち上がり。ところが、第3ゲームに明らかにサイドラインを割ったボールをインと判定される不運。ティエムにジュースに持ち込まれてブレークを許してしまう。

 それでも慌てることなく、第6ゲームでブレークバックすると、第8ゲームもティエムのサービスゲームをブレーク。5―3で迎えた第9ゲームは40―15から、この日初めてのサービスエースで、このセットを6―3でものにした。

 続く第2セットはお互いにサービスゲームをキープする展開。錦織は第6ゲーム前にメディカルタイムアウトを取る場面もあったが、5―5で迎えた第11ゲームで一気にギアを上げる。なんとラブゲームでブレークに成功すると、続く第12ゲームをキープして試合を決めた。

 錦織は昨年6月のゲリー・ウェバー・オープンでもティエムに7―6、7―5でストレート勝ちしており、これで2戦2勝となった。

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2016年5月14日のニュース