ウィザーズ新監督にブルックス氏が内定 デュラントFA獲得の布石か

[ 2016年4月22日 18:10 ]

NBAウィザーズの新監督に内定したスコット・ブルックス氏(AP)

 ウィザーズの新監督に元サンダーの監督だったスコット・ブルックス氏(50)の就任が内定した。同監督はサンダーで7季指揮を執り、12年にはファイナルに進出。通算成績は338勝207敗だった。今オフにはウィザーズの地元ワシントンDC出身でもあるサンダーのケビン・デュラント(27)がFAとなるが、ブルックス氏の監督就任はその“布石”という見方も出てきている。

 ブルックス氏は現役時代、カリフォルニア大アーバインを含め3つの大学でプレーし、CBA(コンチネンタル・バスケットボール・アソシエーション)を経て、88年に76ersでNBAへ昇格。1メートル80の小柄なガードながら7チームで計680試合に出場し、平均4・9得点、2・4アシストという成績を残した。

 ロケッツ時代の94年にはアキーム・オラジュワン氏(53)らとともにファイナル制覇に貢献。指導者となってからもマイナー組織のABAからNBAのアシスタントコーチにはい上がってくるなど、常に下部組織から“メジャー”に昇格する実績を残してきた。

 デュラントは現在、プレーオフ1回戦でマーベリクスと対戦中。シーズンが終了するまで自身の進退には言及しない意向だが、ブルックス氏の監督就任でウィザーズが“新天地”となる可能性も出てきた。

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2016年4月22日のニュース