日本女子、ドイツにストレートで雪辱!準決勝進出、メダル確定

[ 2016年3月3日 22:21 ]

女子準々決勝、ドイツ戦の第1試合で勝利し大喜びの伊藤美誠

 卓球の世界選手権団体戦第5日は3日、マレーシア・クアラルンプールで行われ、1次リーグB組を1位通過した世界ランキング2位の日本女子は、準々決勝で同7位のドイツと対戦した。グループリーグ最終戦で苦杯を喫した相手との再戦で3―0とリベンジ。準決勝進出を決め、3位以上が確定した。

 前夜の1次リーグ最終戦で、接戦の末2―3で敗れた悔しさを晴らす機会はすぐにやってきた。1回戦シードの日本女子は準々決勝から登場。B組2位で決勝トーナメントに進んだドイツは、1回戦で韓国(D組2位)をストレートで下し勝ち上がってきた。

 勢いに乗るドイツを“止めた”のは1番手・伊藤美誠(15=スターツ)だった。ウインターを相手に第1ゲームの立ち上がりで7連続ポイントを奪うなど、相手を圧倒して11―3で先取。第2ゲームも11―7で連取した。第3ゲームは失い、第4ゲームも8―10とゲームポイントを握られる嫌な展開となったが、ここから4連続ポイントを奪い、逆転で勝利をつかみ取った。

 15歳の頑張りにチームメートも応えた。2番手で前夜は敗れた“宿敵”ソルヤと対戦した石川佳純(23=全農)は第1ゲームを11―7、第2ゲームも11―9で連取。第3ゲームは奪われたが、第4ゲームを11―7で奪って勝利。力強く何度もガッツポーズし、喜びを爆発させた。

 3番手は福原愛(27=ANA)。前夜は屈辱的な2敗を喫し、敗戦の責任を背負って涙を流した。「気持ちを切り替えて」臨んだ一戦。気迫あふれるプレーでシルバーアイゼンを3―1で撃破。見事に雪辱を果たし、チームを準決勝へと導いた。

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