五郎丸 16年の意気込みは「初」、海外挑戦で初心に戻る

[ 2015年12月7日 16:48 ]

「アサヒビール 五郎丸歩選手とのパートナーシップ契約締結記者発表会」で16年の意気込みを掲げる五郎丸(左)と小路明善社長

 ラグビーW杯日本代表の五郎丸歩(29=ヤマハ発動機)が7日、都内で「アサヒビール 五郎丸歩選手とのパートナーシップ契約締結記者発表会」に出席した。

 五郎丸にとってパートナーシップ締結は初めて。「力を下さることはありがたい」と喜んだ。同社と共にスポーツ振興のためのラグビー教室も開催される。「自分も小さい時ここまでくると思ってなかった。子供たちに夢や希望を持ってもらうことは大切。ラグビーじゃなくてもスポーツに携わって欲しい」と願いを口にした。

 報道陣からスポーツをやってよかったことを聞かれ、「スポーツの良さは見返りを求めないこと。チームプレーだと特にそうですが、大きなプレーをして結果を出したとしても周りに何も見返りを求めず、自分自身が努力できるのが最大の魅力」とストイックな考えを明かしていた。

 五郎丸は休日を返上し、各地を飛び回っているが、「日本ラグビーがスポットを浴びている間に皆さんに魅力をお伝えできれば」と力を込めた。スポットライトがあたり、自分が目立ってうれしい気持ちはないですか?と意地悪な質問もされたが「全くないですね」と苦笑いで否定していた。

 同発表会で、五郎丸は自身のイラスト入りオリジナルジョッキで小路明善社長と乾杯。普段から同社の「スーパードライ」を愛飲しており、「シーズン中は飲む機会は少ないが、オフシーズンは仲間や会社の方々と飲みます」と語った。また小路社長は五郎丸の著書を愛読しており、「経営者として参考になる」と告白されると「一流企業の社長さんにそう言っていただけてうれしく思います」と顔をほころばせた。

 2016年の自身の挑戦についても言及。「初」という字を掲げ「自身初の海外挑戦もありますし、初心の戻って頑張るという意味で」と決意を新たにしていた。イベントでは五郎丸の2016年発売予定の大型新商品の広告出演も発表された。

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