五郎丸兄弟対決お預け 兄・亮はリザーブ入りも出場なし

[ 2015年12月7日 05:30 ]

弟の五郎丸歩(ヤマハ)のプレーをベンチで見守る兄の亮(コカコーラ)

ラグビートップリーグ第4節最終日 ヤマハ発動機38―28コカ・コーラ

(12月6日 うまスタ)
 5試合を行い、ヤマハ発動機はコカ・コーラを38―28で振り切り、B組で唯一、開幕4連勝を飾った。日本代表FB五郎丸歩(29)は5本のゴールキックを全て成功。09年10月10日の近鉄戦以来の途中交代となったが、“ご当地”九州で今季リーグ最多となる1万8005人の観衆を沸かせた。

 待ちに待った“地元”のヒーローの登場に熊本のスタンドが沸いた。今季唯一の九州でのリーグ戦は、佐賀工の後輩はじめ1万8005人の観衆が集結。ヤマハ発が前節のNEC戦で記録した今季リーグ最多動員記録を5000人近く上回った。「福岡出身で高校は佐賀、日本代表の合宿地は宮崎で、九州はゆかりがある。多くのお客さんが来てくださってうれしい」。大声援に応え、前半7分のゴールキックを皮切りに計5本成功。成功率100%に「自分の責任をしっかり果たすことができた。いいパフォーマンスができたと思います」と胸を張った。

 1学年上の兄でコカ・コーラのフッカー五郎丸亮はリザーブ入りも出場機会がなく、約2年3カ月ぶりの兄弟直接対決は実現しなかったが「まずはチームが勝つこと」と12年度以来の開幕4連勝を喜んだ。

 後半27分に負傷の大事を取って途中交代。シンビン(10分間の一時退場)以外での途中退場は09年10月10日の近鉄戦以来だが、五郎丸は「最後の20分出ていないと、こんなに楽かと思いました」と笑いを誘い「5連勝を見せたい」と次節に視線を向けていた。

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2015年12月7日のニュース