五郎丸フィーバー続く!30日練習試合を3700席の会場に変更

[ 2015年10月27日 05:56 ]

トップリーグ優勝に向けて意気込みを示す五郎丸

 ラグビー日本代表FB五郎丸歩(29)が26日、トップリーグ盛り上げに意欲を燃やした。所属するヤマハ発動機が11月13日のリーグ開幕に向けて開いた会見に清宮克幸監督(48)らと出席。シーズン後にスーパーラグビーのレッズ(オーストラリア)入りの見通しとなっているW杯日本躍進の立役者は、リーグ初優勝に全力を尽くして地元ファンの期待に応える。

 世界を沸かせたヒーローは地元でも熱烈な歓迎を受けた。開幕前会見に集まった報道陣は例年の3倍に相当する50人。五郎丸はW杯3勝の重みをかみしめながらも、新たな戦いに視線を向けた。

 「まずは、目の前のトップリーグで良い結果を出すこと。昨年の日本一(日本選手権優勝)に恥じない結果を出したいと思います」

 ラグビー人気を一過性で終わらせるわけにはいかない。そんな熱い思いと同様に周辺も盛り上がっている。取材依頼の電話は鳴りやまず、30日に東芝と行う練習試合の会場も、混乱を避けるため当初予定されていたヤマハ発動機の練習グラウンドから急きょ、3700のスタンド席に芝生席を備えた浜松球技場に変更。これまで約2000人だったチームのファンクラブ個人会員はW杯での躍進で約3000人にまで増えた。史上2人目のリーグ通算1000得点の記録が懸かる11月14日のトヨタ自動車戦(パロマ瑞穂ラグビー場)では既にチケットが完売し、当日券も出ない状況という。

 27日からチームの練習に合流。「急ピッチでコミュニケーションを取り、いい形で初戦を迎えたい」。W杯を経てスケールアップした五郎丸が、フィーバーをさらに過熱させる。

続きを表示

この記事のフォト

2015年10月27日のニュース