白鵬、九州場所出場に慎重な姿勢 休場明け…稽古で判断

[ 2015年10月27日 19:21 ]

福岡市役所で表敬訪問後、質問に答える横綱白鵬

 大相撲九州場所(11月8日初日・福岡国際センター)で左膝負傷からの復帰を目指す横綱白鵬は27日、福岡市役所を表敬訪問後に取材に応じ「(稽古で)関取衆と組まないと分からない。そこからあらためて判断。休むか休まないか決めたい」と出場へ慎重な姿勢を示した。

 白鵬は20日から秋巡業に参加し、四股やぶつかり稽古は行った。痛みについては「全くない」と話し、これからは本場所で闘う状態にできるかが焦点になる。調整が進めば関取衆との申し合いは11月2日以降になる予定で、取組編成会議前日の同5日まで熟慮する可能性が高い。

 今場所で横綱在位が貴乃花を抜いて単独史上4位の50場所となった。節目の場所への出場に期するものもある。「そのために巡業に参加した。そういう強い気持ちがある」と力強く語った。

 先場所は2007年名古屋場所の横綱昇進後初めて休場し「心も体もゆっくりした」と語る。昨年の九州場所では尊敬する大鵬に並ぶ32度目の優勝を果たした。「縁起がいいから、ことしもという気持ちはある」と復活優勝への意気込みも口にした。

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2015年10月27日のニュース