「ＮＥＸＴ４」柳田　サーブで存在感「目の前だけに集中」

第１セット、石川がスパイクを決める

バレーボールＷ杯男子大会第３日 ○日本３―１オーストラリア●

（9月10日 広島県立総合体育館）
　２セットを連取し、勢いのままマッチポイントを迎えながらもあと１点が奪えない。それでも、この日の日本は逆転で落とした第３セットの流れを引きずることはなかった。「もう一回気合を入れ直して、全員一丸で戦う意思を確認した」とエースで主将の清水。第４セットは、サーブで崩して得点する日本らしい攻撃を披露。そのまま振り切り、南部監督も「選手が自分たちで立て直してくれた一戦だった」と頼もしそうに振り返った。

　ベテランと若手が攻守でかみ合っての勝利。サービスエースを要所で決め勝利に貢献した「ＮＥＸＴ４」の柳田も胸を張った。「いいサーブが入って崩すことができた」。リオ五輪出場を懸け、厳しい戦いが続くが「目の前のサーブに集中してしっかり打っていくだけ」と力強かった。