TOTOジャパンC 日本女子ツアー史上最高賞金1億8000万円

[ 2015年7月15日 05:30 ]

三重県志摩市の賢島

 国内唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦で日本ツアーも兼ねて11月6日から3日間、三重県志摩市の近鉄賢島カンツリークラブで開催される「LPGAジャパンクラシック~伊勢志摩~」(スポーツニッポン新聞社主催)の主催者にTOTO株式会社が新たに加わり、大会名称が「TOTOジャパンクラシック~伊勢志摩~」になることが決まった。賞金総額は130万ドルから150万ドル(仮レートの1ドル=120円で1億8000万円)に増額され、日本女子ツアー史上最高額となることが確実だ。

 「LPGAジャパンクラシック」は73年に始まった国内唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦。スポンサー変更に伴い何度か大会名称が変わり、99年からは「ミズノクラシック」として開催されてきた。

 毎年、米ツアーの強豪が参戦し、01~05年にはアニカ・ソレンスタム(44=スウェーデン)が5連覇を達成。日本勢では上田桃子(29=かんぽ生命)が07年と11年に2度優勝を飾った。昨年は美人プロの香妻琴乃(23=サマンサタバサ)が優勝こそ逃したが、プレーオフに進出して日本のファンを喜ばせた。

 大会を主催してきたミズノが撤退し、今年から創設時の大会名称で再スタートを切る予定だったが、アジアサッカー連盟、J2北九州、卓球の石川佳純を支援するなどスポーツに高い関心を持つTOTOが新たに参画することになった。

 新たなサポートを得て賞金も増額される。賞金総額は予定されていた130万ドルから150万ドルに大幅アップ。仮レートの1ドル=120円で計算すると1億8000万円で、メジャー日本女子オープンの1億4000万円をもしのぐ今季日本ツアー最高額となる。

 過去最高は07年ミズノクラシックの1億5909万6000円。140万ドルを当時のレートで計算した額だが、これも上回ることが確実だ。優勝賞金も22万5000ドル(仮レートで2700万円)と破格。日本女子ゴルフ史上最高の高額賞金大会となる。来年5月にサミットが開催される伊勢志摩を舞台に、これまでにも増して熱い戦いが繰り広げられることは間違いない。

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2015年7月15日のニュース