JOC高齢化に松浪氏が反発「五輪は年寄りの祭典じゃない」

[ 2015年6月24日 05:30 ]

 日本オリンピック委員会(JOC)は都内で評議員会を開き、4年を任期とする評議員61人を承認し、2年任期の理事30人などを選任した。

 理事の審議では日本体育協会の張富士夫会長が特例として78歳で候補に選出されたことに対し、評議員の松浪健四郎氏が「(選任時70歳以下の)定年制の空洞化の恐れがある。従来通りの考え方では5年後の五輪パラリンピックの成功は危うい」と反発。

 最終的には原案通り承認されたものの「30人の理事のうち60歳未満は11人。五輪は若人の祭典で、年寄りの祭典じゃない。JOCの存在感が沈下している中で、新しい発想でもっとリーダーシップを発揮してほしい」と厳しく注文をつけた。最年少は陸上の室伏広治の40歳。職制などは来月7日の理事会で決める。

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2015年6月24日のニュース