“居反り”の宇良 元ボディビルダー下し5戦全勝 序ノ口Vへ前進

[ 2015年5月19日 09:32 ]

朝山端(左)を肩すかしで破り全勝の宇良

大相撲夏場所10日目

(5月19日 両国国技館)
 大相撲の西序ノ口9枚目で居反りなど奇手を得意とする小兵力士・宇良(22=木瀬部屋)は朝山端(高砂部屋)を下し、5戦全勝とした。

 元ボディビルダーで筋骨隆々の相手に立ち合いから押し込まれたものの、突き返しつつ左を差し、肩すかしを決めた。「嬉しい。相手のパワーは警戒していたけど、低い立ち合いはいつもどおり。(取組中は)勝手に体が動く。(5勝の目標達成して)安心しました」。

 序ノ口で全勝は他に西筆頭の栄富士のみ。「残り2番もこれまでと同じように一番、一番、大切にとりたい。(優勝を狙う気持ちは)ないことはないけど今は気負わずにやりたい。先のことを見ずに一番、一番です」。異例の注目を浴びながらも冷静に自分を見つめている。

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2015年5月19日のニュース