遼 4差13位急浮上、攻撃的姿勢戻る「自分のスタイルできた」

[ 2015年5月10日 05:30 ]

プレーヤーズ選手権第2ラウンド、通算4アンダーで13位に浮上した石川

USPGAツアー プレーヤーズ選手権第2日

(5月8日 米フロリダ州ポンテベドラビーチ TPCソーグラス=7215ヤード、パー72)
 40位から出た石川遼(23=CASIO)が6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り通算4アンダーの140で13位に浮上した。首位で出た松山英樹(23=LEXUS)はバーディーなし、2ボギーの74で通算3アンダーの27位に後退した。ケビン・ナ(31)とジェリー・ケリー(48=ともに米国)が通算8アンダーでトップに並んだ。タイガー・ウッズ(39=米国)はイーブンパーの61位で予選を通過した。

 石川らしいアグレッシブなゴルフが戻ってきた。首位と4打差の好位置に浮上し、「自分のスタイルのプレーができた」と満足そうに笑った。

 3つスコアを伸ばして迎えた7番で1Wを左の池に入れてダブルボギーとしたが、9番パー5で3打目をピン奥2メートルにつけてバーディーを奪うと、続く10番で3メートルを沈めてミスを取り戻した。この日は前日同様に6バーディーを奪い、2日間で合計12バーディーは全体1位。ショットに関しては不満を残すが、「パットが決まってスコアを出せた」と小技でカバーした。 

 今季はこれまで14試合に出場し、予選落ちが6度。開幕戦の19位が最高で、来季のシードを決めるフェデックス・カップ・ポイント・ランキングは143位の213点と低迷する。8月下旬の段階で125位以内に入る必要があり、石川は450点を目安に設定。「残り試合でトップテンに2、3度入るか、コンスタントに25~30位に入れば届く」と計算するが、もちろん目標はもっと上。「優勝争いを目指してやりたい」と言葉に自然と力がこもった。

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2015年5月10日のニュース