バスケ協会新会長に川淵氏 事務総長にはJリーグ大河氏就任へ

[ 2015年4月15日 05:30 ]

川淵三郎氏(左)と大河正明氏(右)

 国際バスケットボール連盟(FIBA)から国際試合出場停止処分を科されている日本協会(JBA)の新会長に、日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎氏(78)が就任することが14日、分かった。川淵氏は国内バスケットボールの改革を進めるタスクフォース(特別チーム)のチェアマン(議長)を務めている。5月中旬のJBA理事会で正式決定する。

 また、J3の創設に尽力したJリーグの大河正明常務理事(56)が協会に新設される事務総長に就き、来年開幕の国内男子新リーグのトップとなる。日本サッカー協会最高顧問の川淵氏とともに、サッカー界出身の2人が改革を進めることになった。

 JBAはターキッシュエアラインズbjリーグとナショナルリーグの2つのリーグを統合できず、昨年11月にFIBAから資格停止処分を科された。今年1月に制裁解除へ向けた特別チームが立ち上がると、川淵氏は強いリーダーシップを発揮した。

 JBA現理事は資格停止処分の責任を取って、今月末に総辞職することを決めており、新体制は5月中旬に開かれるJBA理事会で決まる。以前、川淵氏は「長期は難しいが、最低限こうしてほしいというのがあれば、ある程度仕方ない」と要職を引き受ける意向を示しており、FIBAからの要請を受けて協会のトップに立つことが確実となった。当初、タスクフォースが掲げた目標は3つ。リーグ統合とガバナンスの強化が形になってきた中、“川淵新会長”は残された課題の代表強化に着手していく。

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2015年4月15日のニュース