パナ・山田スーパーラグビー参戦 豪ウエスタンフォースと契約

[ 2014年12月19日 05:30 ]

スーパーラグビー参戦する山田

 ラグビー・トップリーグのパナソニックは18日、WTB山田章仁(29)が世界最高峰リーグ「スーパーラグビー(SR)」のウエスタンフォース(オーストラリア)と1年契約を結んだと発表した。日本人(日本代表の外国籍選手含む)の参戦は山田で6人目。群馬県太田市でチーム練習に参加した山田は「海外に挑戦したい気持ちは前からあった。ラグビーの理解力やウイングとしての力、全てを学びたい」と抱負を語った。

 パナソニックには13年に日本人史上初めてSRに参戦したSH田中とフッカー堀江も所属。同僚が世界で活躍する姿を目にして「グッと行きたい気持ちが強くなった」という。来年9月に開幕のW杯イングランド大会へ向けてさらなるレベルアップを図っていく。

 SRの新シーズンは来年2月に開幕するが、国内公式戦を全て消化してから渡豪の予定だ。持ち味は12~13年にトライ王に輝いた決定力。「不安はない。まずは試合に出たい」と目を輝かせた。

 ◆山田 章仁(やまだ・あきひと)1985年(昭60)7月26日、福岡県生まれの29歳。5歳からラグビーを始め、WTBとFBをこなす。小倉高から慶大に進み、U―19、U―23日本代表に選出。08年にホンダ入りし、10年に三洋電機(現パナソニック)へ移籍。12~13年シーズンにトップリーグのトライ王に輝いた。昨年11月のロシア戦で日本代表初キャップを獲得し現在キャップ10。1メートル81、90キロ。

 ▽スーパーラグビー オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの南半球3カ国による世界最高峰リーグ。現在は各国5チームずつの15チームで構成されており、16年シーズンから18チームに拡大されて日本も参戦する。ウエスタンフォースはオーストラリア・パースを本拠に06年シーズンから参戦。これまでの最高順位は07年の7位。マイケル・フ ォーリー・ヘッドコーチ。

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2014年12月19日のニュース