国際バスケ連盟事務総長 移行措置でNBLとbj王座決定戦容認

[ 2014年12月19日 05:30 ]

記者会見する国際バスケット連盟のバウマン事務総長

 日本バスケットボール協会(JBA)が国際連盟(FIBA)から無期限の国際試合出場停止処分を受けた問題で、来日中のFIBAのバウマン事務総長が都内で会見。国内男子リーグ統合問題について、ナショナルリーグ(NBL)とターキッシュエアラインズbjリーグで別々にリーグ戦を実施し、王座決定戦を行うような形態を移行措置として認める考えを示した。新リーグは企業とプロチームが混在する形でも構わないとした。

 バウマン事務総長は「学校やクラブ、リーグ、投資先などそれぞれが自分が関わっている小さな領域でしか考えていない」と日本バスケ界の問題点を指摘し「目を覚ましてほしい」と訴えた。「本当の問題は企業チームか、企業でないかということではなく、共通のビジョンを持っていないこと」。NBLには5つの企業チームがあるが、FIBAのトップはプロアマ混成を容認。完全プロへのこだわりを見せていたbjリーグの河内コミッショナーも「僕は企業チームを外せと言ったことはない」と態度を軟化させた。協会改革を主導するタスクフォース(特別チーム)の初会合は来年1月末に開催される。

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2014年12月19日のニュース