元幕内・栃乃若が引退会見「ふがいなく気力保つの難しくなった」

[ 2014年12月17日 05:30 ]

引退会見を行った元幕内・栃乃若(右)と師匠・春日野親方

 26歳の若さで15日に引退した元幕内・栃乃若(本名・李大源)が春日野部屋で会見し「ふがいない相撲ばかりが目立つようになり、気力を保つのが難しくなった。全てが気持ちでした。2年くらい前から考えていた」と話した。角界に残らず第二の人生は未定。来年1月31日に都内で断髪式を開く。

 元栃乃若は報徳学園高時に高校横綱となり、07年初場所に初土俵。師匠の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)は「中学2年から勧誘し続けて部屋に来た時は踊りそうになるぐらいの気持ちだった。協会を背負って立つ人間になるんだという責任もあった」と入門当時を振り返るとともに「本人の疑問に気付けなかった。反省も後悔もしている」と無念そうだった。

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2014年12月17日のニュース