ジョコ拍子抜けV3「彼の回復を祈る」 チケットは一部返金へ

[ 2014年11月18日 05:30 ]

トロフィーにキスをするジョコビッチ(AP)

男子テニス ATPツアー・ファイナル最終日

(11月16日 英国・ロンドン)
 シングルス決勝はロジャー・フェデラー(33=スイス)が腰のケガを理由に試合直前に棄権し、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(27=セルビア)が3年連続4度目の優勝を決めた。3連覇はイワン・レンドル(当時チェコスロバキア)以来27年ぶり。ジョコビッチは決勝に代わって行われたエキシビションマッチでアンディ・マリー(27=英国)と対戦した。

 予期せぬ形で栄光のトロフィーを掲げたジョコビッチは少し複雑な表情だった。最多6度の優勝を誇るフェデラーが試合前に突然の棄権。「シーズン最後の大一番へのウオームアップ中に聞いた。本当に驚いた」と戸惑いを隠さず、「彼の回復を祈りたい」とライバルを気遣った。

 最終戦の決勝を飾るにふさわしい好カードに会場はすでに満員だった。大会側はロンドンにいた地元のA・マリーを急きょ呼び出し、ジョコビッチとのエキシビションに変更。さらにA・マリーとマッケンロー、ヘンマン、キャッシュといった往年の名選手を加えたダブルスも実施した。

 高額のチケットは一部返金され、希望者には来年の決勝チケットの優先予約権が与えられるという。とにもかくにも史上3人目の3連覇を達成したジョコビッチは「来季も高いレベルでプレーし続けたい」と充実のシーズンを締めくくった。

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2014年11月18日のニュース