遠藤、逸ノ城と金沢巡業盛り上げた!異例の番外取組&個別会見

[ 2014年10月13日 05:30 ]

稽古で手合わせする遠藤と逸ノ城(右)

 大相撲金沢巡業が12日に行われ、石川出身の遠藤(23=追手風部屋)と秋場所で新入幕ながら13勝を挙げた逸ノ城(21=湊部屋)がフィーバーを巻き起こした。

 主催者側の意向もあって本来の取組とは別に「遠藤―逸ノ城」という“番外”での取組が中入り直後に組まれ、遠藤が制した一番に約4350人の館内は大盛り上がり。さらに、地元テレビ局や新聞社などからの取材が殺到することを見込み、巡業では異例の会見が設定された。

 朝稽古後に2人が順番に別室に呼ばれ、報道陣に対応。早朝に握手会も行った遠藤は「たくさんの方に“もっと強くなって”と言われ、頑張ろうと思った」と語った。人気沸騰の逸ノ城は巡業の休み時間も取材や来客で大忙しのため「自由時間が欲しい」と嘆いたものの「高校の大会以来、久しぶりに金沢に来たのでうれしい」と笑顔も浮かべていた。

 朝稽古でも2人は胸を合わせて1勝1敗と火花を散らした。その際には館内の盛り上がりを察した白鵬が遠藤に水をつける場面も。横綱は「水をつけたのに(遠藤は)負けやがって」と恨み節を述べたものの「金沢の相撲は安泰だ」とフィーバーぶりを実感していた。

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2014年10月13日のニュース